オフトレ
こんばんは、桶谷です。
先日の香港でのレースを終えて約一週間、オフを取りました。
通常はもう少し長い期間オフを取る選手が多いですが、今年は家族が一人増えたことに伴い、予定よりもトレーニングが積めなかったこともあり、身体の疲労感も少なかったので、オフ期間を短く取りました。
2017シーズンはこれまでよりも多くレースに出てきましたが、連戦が多く、その連戦を戦うためのフィジカルの準備が出来ていなかったと感じました。
しっかりトレーニングを積み、疲労を抜くための期間を作れば高いパフォーマンスを出せましたが、それを何回も行う身体のキャパシティーが無かったと感じました。
連戦をしながらも、その間に質の高いトレーニングを行う事が出来れば、体力を落とすことなくレースをこなすことが出来たと思います。
しかし、レースをしながらもしっかりとしたトレーニングを続けるためにはそれなりの体力が必要になってきます。
僕の場合、単発のスピードや爆発力はあるほうなのですが、身体の線が細いのもあり、それを何度も出すのが苦手だったり、筋肉量が少ないので筋肉に負担をかけるとリカバリーに時間がかかってしまいます。
トレーニングの話になると、よく身体の器を大きくするといった表現が使われます。
分かりやすく例えると、蛇口の付いた貯水タンクのようなものをイメージするとわかりやすいかと思います。
貯水タンクをが大きければその分だけたくさんの水を貯めることが出来ます。また蛇口が大きければ一度の多くの水を吐き出すことが出来ます。
僕の場合タンクは小さいのに蛇口はそれなりに大きいので、多くの水を出せますが、すぐにすっからかんになりますし、すっからかんになるのでまた水を貯めなければいけません。
もちろん世界のパワーやスピードを考えるとまだまだ蛇口の大きさを大きくしなければいけませんが(パワーやスピードを上げる)タンクを大きくして、多くの水を出すことを繰り返して強化するために、タンクを大きくしなくてはいけません。
このオフはここを重点的に行い、速いというよりはまずタフな体を作っていきたいと思っています。
皆さんもシーズンを振り返ると課題が見つかると思います。オフは基本的にレースがないので身体にしっかりと負荷をかけられる時期です。
課題を克服するためにどんなトレーニングが必要なのかな?と考え、しっかりトレーニングを行う事で来シーズンに上手く繋げられますよ!
自分ではうまく処理できない場合はコーチを見つけるのもいいと思います。自分の事を客観的にみるのもとても大事ですからね!
では、寒くなり体調も崩しやすい季節ではありますが、体調に気を付けしっかりトレーニングしていきましょう!