カーボカット(糖質制限)してみたら 2

2017年9月30日 12:00 pm

前回、糖新生について少し書きました。糖新生とは、外から摂るエネルギーが足りない時、身体の中からエネルギーを作り出す働きです。言い方を変えれば、消費カロリーが摂取カロリーを上回っている時その状態になります。つまり、ダイエットをしている時は、故意に糖新生を起こさせているということになります。

 

これがダイエットの仕組みなんですが、糖新生は身体の中から何をもとにしているかというと、基本的には筋肉に貯蔵されているグリコーゲン(血液中にある糖を筋肉に貯蔵したもの)、血中にあるグルコース(糖)を優先的に使います。この時、同時に脂肪も使われますが、糖を使われる割合が高いです。そして、体の中に蓄えた糖が少なくなると、脂肪が使われる割合が高くなってきます。

 

このことから、カーボカット(炭水化物を抜く)をすることで、脂肪を燃焼させる効率が高くなることがわかります。実際カーボカットをするようになってから、体重やウエスト周りの減りが、かなり良くなりました。

 

ですが、カーボカットで気を付けなければならないのは、糖新生が起こる際、タンパク質もエネルギー源として使われるということです。タンパク質の大本は筋肉です。ですので、筋肉を分解してアミノ酸として血中に栄養素として使われてしまいます。そうすると筋肉量の減少に繋がります。

 

カーボカットをして、カロリー制限を行えば、糖新生は積極的に行われます。その際筋肉の分解が行われないようにするためにはタンパク質の摂取をしっかり行う事が大切です。現代社会の食事では糖質と脂質がメインの食事がほとんどです。実際、1日に摂取しなければならないタンパク質の量を摂れていない方をたくさんみてきました。ですので、よっぽど意識しない事には必要量のタンパク質は摂れません。目安としては、体重1kgに対して1gは最低限です。トレーニングを行うのであれば、2gは摂りたいところです。まあカーボカットでカロリー制限であれば、必然的にタンパク質が中心になるのでそのやり方では心配はないんですが(^_^;)

 

ただ、僕の経験上タンパク質が分解されるぐらいの糖新生が起こる時は、よっぽど体脂肪が少ない時にしか起こらいと思っています。

 

2週間ほど前に書きましたが、今現在減量をしているにも関わらず、挙上重量が伸びているし、体はむしろ少し大きくなった感じもあります。ですので、糖新生で筋肉が分解されるのは、身体によっぽど余力がない(体脂肪率がかなり少ない10%前後)状態で、激しい運動や、その状態で、摂取カロリーが極端に少ない時じゃないと起こらないと僕は考えています。

 

今日はここまで、川出でした。

 

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This post was written by ベルリオ

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