夏のトレーニング2

2017年8月7日 6:55 pm

こんにちは、桶谷です。

前回に引き続き今回も夏のトレーニングについて。

前回は夏のトレーニングで暑さを和らげる工夫の話をしました。

今回はトレーニングの行い方やどういった反応が起きているかについて

気温が高い時のトレーニングではいつもより苦しいと感じたり、ペースが上がっていないのに脈が高くなっているなど感じたことがあるかと思います。

これは体温が上がるにつれて、汗をかいて体温を下げるため、血液を皮膚の方へ送り始めます。

 

 

運動中は筋肉に酸素を送り込むために、筋肉へより多くの血液を回したいのですが、気温が高い環境ではその血液を皮膚の方にも分配しなくてはなりません。

 

体内の血液量は決まっているので、筋肉へ送り込める血液が涼しい環境に比べて減った状態になります。そのため、量を数でカバーするために心拍数を上げて対応しているのです。

 

 

これが暑い時に体の中で起こっていく血液のメカニズムです。

 

 

心拍数はこの他にも様々な要因によって増加したり減少したりします。

 

 

つまり、心拍数というのは運動強度のみで決まるわけではないのです。

 

まだこの辺りは勉強不足なのですが、強度を上げなくても心拍数が上がっている場合は心肺機能に負荷がかかり、強化されるのか、やはり運動強度事態を上げないといくら心拍が上がっていても心肺機能自体は強化されないのか…この辺りは深く勉強していく必要があると感じています。

 

 

 

ただ、現在のエンデュランス系のトレーニング理論としてはトレーニングゾーンの設定に心拍ゾーンを使うことは少なくなっており、強度ベースで考えられています。心拍トレーニングが古いというわけではないですが、心拍のメカニズムを考えた場合に、トレーニングの強度設定に使うには曖昧すぎるという理由です。(運動強度以外でも心拍は上がるため)

 

 

ただまったく心拍数を見ないわけではありません。強度設定には絶対的な数値(スピードやパワー等)を使用しますが、その反応として現れる心拍はトレーニング後の解析にしようします。

 

これらの話はまた次の機会にでも。

 

 

夏のトレーニングはストレスも多く難しいことが多いですが、うまく暑さと向き合いスポーツを楽しんでいきましょう!

 

 

 

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This post was written by ベルリオ

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