脚筋力4
2017年6月29日 5:45 pm
こんにちは。加藤です。
今回も引き続き脚筋力(体重支持指数 WBI=Weight Bearing Index)について書かせて頂きました。
前々回は男性、前回は女性の結果についてでしたが、今回は過去二回の内容を一度整理し、さらに年代で比べるとどうかということに触れておきたいと思います。
性別でそれぞれ結果を見てきましたが、転倒しやすくなるという目安の「35%未満」は男性が1割ちょっとであったのに対し、女性が3割以上でした。日常生活を支障なく過ごすための目安である「60%以上」では、男性が4割近くであったのに対し、女性は1割ちょっとでした。
このように、結果を見比べてみると男女差が見られます。女性は男性に比べ脚筋力が弱く、転倒リスクが高いという結果が得られました。
続いて、年代で見ていくことにしてみましょう。
10代~30代は「60%以上」の割合が5割を超える程多く、「35%未満」については1割ほどでした。
そして40代~50代は「60%以上」が減るものの「35%未満」については増加することなく1割ほどでした。
注意したいのがここからで、60代以上になると「60%以上」が2割以下と急激に減少し、「35%未満」が3割以上と急増しているということです。
つまり、若いうちは力がしっかりと出せているものの、年代が上がるにつれて力が弱くなっているということになります。
(続きはまた)