脚筋力③
2017年6月22日 2:24 pm
こんにちは。加藤です。
今回も引き続き脚筋力(体重支持指数 WBI=Weight Bearing Index)について書かせて頂きました。
前回は男性の結果についてでしたが、年代全体で見ると脚の力がそこまで低下していると顕著には見られなかったということでした。
今回は女性(235名)の結果についてです。
転倒しやすくなるという目安の「34%以下」の人が81名と多く、全体の3割を占めています。特に60代以降は顕著で、その年代の4割(70/159名)を超えています。
日常生活を支障なく過ごす目安の「60%以上」の人の割合についてはかなり少なく、全体の2割にも満たないくらい(38名)で、60代以降についてはその年代の1割にも満たないほど(11/159名)でした。
全体像を見ると、40代から世代が上がるにつれて35%未満が増加して、35%以上が減少していくという傾向にあるようです。
先月にも書きましたが、男性は測定スタート同時にしっかり脚に力を込めて実施している方が多かったのですが、女性は少しずつ様子を見ながら「いいの?いいの?」と確認して脚に力を入れていく方がほとんどで、中には遠慮して測定時間中に全力を出し切る前に終了してしまうということも見受けられました。もし要領がわかっていたら、始めからしっかり力を入れて測定に挑んでいただけたのかもしれませんね。そうしたら結果にも多少の変化があったのかもしれませんが・・・力を入れてというときにサッと入れられないというところに問題があるような気がしました。
(続きはまた)