マルチビタミンミネラル③
今回はミネラルについて種類や欠乏症になりやすい理由を解説します。
ミネラルは五大栄養素の一つで体内で作り出すことができない為、当然食べ物や飲み物から摂取する必要があります。
ミネラルの種類には、亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・モリブデン・ヨウ素・リンの13元素があり、健康増進法に基づく食事摂取基準の対象となっています。
ミネラルは欠乏症と過剰症の幅、適正な範囲が狭いのが特徴で、また特定のミネラルを多くとると、他のミネラルとのバランスを乱し、かえって健康をそこなうこともあり得ます。
現代の食生活は、ミネラルバランスの乱れ、更に潜在的な欠乏症のおそれがあるといわれています。その原因の一つは食品の精製でミネラルを含む部分が取り除かれてしまっているということがあるようです。
加工食品も大きな原因で、味付けが濃いためナトリウムの過剰摂取になってしまいます。食品添加物や清涼飲料水にはリン酸が多く使用されるので、リンの過剰摂取にもなります。過剰による弊害のほかに、カルシウムとリン酸をいっしょにとると、吸収されにくいリン酸カルシウムになってしまい、カルシウム不足をまねきます。また、炭酸飲料の炭酸もカルシウムの吸収を阻害してしまいます。
こういったことがミネラルの欠乏症を招く原因と考えられているのですが、不足している部分はサプリメントで補うことにより欠乏症を防ぐことも可能になります。サプリメントはあくまで栄養補助食品なので、基本は食事でミネラルの摂取ができるといいですね。
クニイでした。