内臓シリーズ 続肝臓編

2018年4月14日 12:00 pm

前回肝臓のことについて書きましたが、今回もその続きを書きます。

 

肝臓の働き

毒を中和する

体内に入った毒物を分解し、毒のないものに変えます。

・お酒のアルコールやたばこにふくまれるニコチンを中和しています。
・人が運動をすると筋肉がぶどう糖を燃やし、乳酸を作り出します。
乳酸が血液中に溜まると、からだは疲れを感じるといわれています。
肝臓では乳酸をグリコーゲンに変えています。

しかし近年乳酸は疲労物質ではないと言われています。乳酸についてはまた詳しく書いていきますが、前述した通り、乳酸はグリコーゲンに変えるということは、エネルギー源として再利用されるということですので、疲労物質というとらえ方ではないということです。

 

免疫細胞が活躍している

・肝臓のマクロファージ※といわれているクッパー細胞がからだに入ってきた異物を貪食します。
・NK細胞※がウイルスに感染した細胞や老化した細胞を処理します。
・免疫をコントロールするT細胞が免疫細胞の指令役のはたらきをしています。
※マクロファージ:外からの異物である細菌やウイルスを食べてしまう細胞で、大食細胞といわれています。

※NK細胞:常に体中を巡回し、がん細胞やウィルス感染細胞などへの初期攻撃を担当

 

切っても元に戻る唯一の内臓

肝臓は、少し切り取られても再生することができる、ただ一つの臓器です。元にもどる力が強いのが特徴です。ラットなどで行った実験では、3分の2を切り取られた肝臓が、1週間ほどで、元の大きさにもどっています。

 

血液を作り出す肝臓

肝臓は、骨髄が血液の赤血球を作るために必要な葉酸や、ビタミンB12を貯えておき、骨髄がそれを必要としたときに送りこみます。古くなった血液をこわすのも、肝臓の役目です。また、血液を凝固させる物質も作っています。

 

生まれる前の肝臓のはたらき

免疫細胞は、骨の中の骨髄で作られていますが、お母さんのお腹の中で胎児だった頃、妊娠1ヶ月半〜3ヶ月半の間だけは肝臓がその役割を担っています。骨髄で免疫細胞が作られるようになるのは妊娠3ヶ月半頃からです。

 

肝臓が炎症を起こすと

肝臓には大きな力の貯えがあるので、病気で肝臓の85%が壊れても働き続けることができるといわれています。そのため、病気になっても症状が出にくいことから、“沈黙の臓器”と呼ばれることもあります。肝臓は再生力の強い臓器ですが、炎症が慢性化すると元にもどらなくなるため、日頃からいたわりと注意が必要です。

 

肝臓の担っている働きをみると、いかに肝臓が大事かよくわかりますね。喫煙、アルコール、暴飲暴食、肥満、などの生活習慣が乱れれば必ず肝臓へのダメージは蓄積されます。気づいたころには・・・っていうようにならないためにも、適度な運動、食生活を大事にしていきましょう。

 

今日はここまでにします。

川出でした。

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This post was written by ベルリオ

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