内臓シリーズ 肝臓編

2018年4月7日 12:00 pm

前回は大腸について書きました。

 

今回は肝臓について書いていきます。

 

肝臓は消化された栄養を一度そこで経由してそこから各臓器(内臓・血管・筋肉・骨)などに吸収できる形に変えて、栄養を送り込む大切な臓器です。各消化器官が働けるのも肝臓でのエネルギー供給が行われるから働き、他の内臓が消化・吸収をするから、肝臓も働けるという持ちつ持たれつの関係です。

 

肝臓の働き

肝臓は右の肋骨に守られるようにして存在するヒトの体で最も大きい臓器で、体重の約50分の1を占めています。肝臓の主な働きはつあります。1つ目は、私たちの体に必要な蛋白の合成・栄養の貯蔵、2つ目は、有害物質の解毒・分解、それと3つ目が、食べ物の消化に必要な胆汁の合成・分泌です。
私たちが食べたものは胃や腸で吸収されやすい形に変えられた後、肝臓へ送られます。肝臓でいろいろな成分に加工されると、動脈を通って必要な場所に配られていきます。例えば、食事などからとった糖質は、グリコーゲンとして肝臓に蓄えられ、夜間にエネルギー源として血中に放出されます。利用されて不要になった老廃物は、今度は静脈を通って肝臓へ戻され胆汁へ排泄されます。その老廃物の一部は再び吸収されて肝臓で再利用されます。このように肝臓は栄養素の生産、リサイクルの中心となっています。

 

そのさまざまな物質を化学的に作り変えるはたらきは、からだの中で最大の腺※(せん)といわれています。また、何千という酵素を使い、500以上の複雑な化学変化を起こしています。このために、肝臓と同じはたらきをする化学工場を、人間はまだ作ることができないといわれています。肝臓が元気であることは、すべての器官にとっても大切なことなのです。

※腺:体内にある特定の物質を生成・貯留・分泌・排泄する器官

 

胆汁を作る働き

胆汁は、脂肪を消化するために必要な液体で、黄緑色をしています。胆汁は、肝細胞から絶えまなく分泌されています。肝細胞では、ひ臓から運ばれてきたビリルビンという黄色い色素を水に溶けやすいように変化させて胆汁の中に排出しています。

 

肝臓で行われる栄養素を作る働き

多くの食べ物はそのままではからだに吸収されません。
栄養素としてからだが吸収できるように肝臓で変化させています。
例:
・ぶどう糖をグリコーゲンに変えて貯えておき、必要な時にエネルギーとして使うために体内へ送り出します。
・骨髄で必要な赤血球をつくるための葉酸や、ビタミンB12を貯えておき、必要な時に送り出します。
・アミノ酸から、血液に必要なアルブミン〈たんぱく素〉とフィブリノゲン〈線維素〉を作り、血液の中に送り出します。

 

肝臓の働きはまだまだありますが、今日はここまでにします。

 

川出でした。

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This post was written by ベルリオ

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